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ジミ・ヘン聴きながら『草枕』

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ジミ・ヘンを聴きながら、漱石の『草枕』を読んでいた。 LittleWingなんかが聴こえてくる。最高に気分がいい。この取り合わせ、何と形容したらいいものやら。
昔はよくこうして読書をしたものだが、最近さっぱりしなくなっていた。
わかってもわからなくても読みすすめてしまって構わなくなった。いちいち語彙に頓着していた方だが、大体掴めればそれでいいという気になっている。さすがに何度も出てくる知らなかった言葉くらいは辞書でひくが。
 『草枕』はストーリーが大事というより、「空気」みたいなものをつかむ方が大事のような気がする。そもそもそういう意図で書いている気がする。露伴の『観画談』と同じだ。だからグールドが好んで読んだのもそのせいではなかったか。
だから、ジミ・ヘン聴きながら読んでいて違和感がないということではないか。
もっとセレクトすれば、別なものの方があっているのかもしれないが。
たとえばツェッペリンのDaze and Confusion?なんかぴったりしすぎるかもしれないが。
一曲だけリピートして聴いているのもだるいし、結局なんだっていいのだが。


 


by stingadams556 | 2017-03-20 20:33 |

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